実家依存症の妻から逃げました⑦
妻は仕事帰りにはご飯も作ってくれており、家庭を持った喜びを噛みしめました。
子育ても協力しながらでき、
本当の家族ってこういうのなんだと。
初めての子育てで、色々疲れるのでしょう、実家に帰る事がまた少しずつ出てきました。
日中子供と2人っきりだと、それは疲れるでしょう。僕もそんなもんだと思っていました。
妻がようやく家に来てから、
「子育てのことを考えると、どちらかの実家の近くのほうが良い」という話をしていました。
どちらかといえば妻の実家が協力的であるため、妻の実家の近くにいずれは引越しなければと、話し合いをしていました。
妻の実家の近くとなると、ぼくの職場は車で一時間半です。なので、いすれかは職場を移らないといけないと考えていました。
育休も一年はあるし、まだ引越までは余裕があるだろうと考えていたところ、
“子供が動き出したら目を離せなくなり、引越ができなくなる”
と妻より。
あなたが引越してきて、まだ2ヶ月も経っていませんが。
よっぽど早く実家の近くに行きたいのだな。やっぱりね、とため息をつく。
長時間の通勤になるので、妻から電車で通う事を提案されました。電車で本も読めるし、と思い僕も受け入れました。
いよいよ引越一週間前になり、本格的に家財道具を整理し、荷造りしようとしていたところ、妻から仕事中に、
“気分が悪くなり、吐きながら車を運転して実家に帰った。実家の玄関に着いたら倒れ込んでしまった”
というLINEが届く。
(え?また??そもそも吐きながら車は運転できるのですか。玄関で倒れ込んだっておおげさじゃないの。)
そこまで体調悪い人間が、吐きながら車を一時間も運転できるとは思えません。
続く